でく工房のあゆみ

でく工房のあゆみ

 

1974年 東京都練馬区春日町にて創業

世の中にこのような仕事がまだない時代1974年のこと、当時は重い障害を持つ子どもたちは寝かせきりが当たり前の時代でした。
もちろん「座位保持装置」という補装具の支給制度もありませんでした。このような時代に九州から東京に出てきた工作好きの3人の若者が、ハンディをもつ太郎君のためにスタンディングテーブルを作りました。

それがきっかけとなり同じようにハンディを持つお子様の家族から、次々と様々な用具を作って欲しいと頼まれるようになりました。
こうして「でく工房」は誕生しました。

全国に仲間を増やそう!!

3人は考えました。でく工房の3人だけで全国の障害を持つお子様の用具を作ることは出来ません。
そこで、同じ志を持つ仲間を増やして「全国に同じような工房を増やしていったらいいんじゃないか」と考えつきました。
メディアに取り上げられる度に「この仕事を知ってもらって仲間を増やしたい」という思いを伝えていきました。

街の小さな木工所から 出版

本や新聞や雑誌、テレビなどを見て、若者達がでく工房に集まるようになりました。
今では工房の仲間だけでなく、車椅子のメーカー、義肢補装具の会社等も子供のための福祉用具を作るようになり、世の中になくてはならない仕事になりました。

1981年 「すくい易い食器」の開発

1980年に「福祉機器情報」という本に椅子のことを書いたことがきっかけとなり、1981年から1983年に厚生省(現:厚生労働省)からの依頼で「身体障害児(者)のための磁気食器の開発」を行うようになりました。
多くの人が使いやすい食器を有田焼の窯元「しん窯」の協力の下、機能が備わっているだけでなく見た目にも美しく食事が楽しくなることを目指し開発しました。

最終的には四角を基本型として、縁に反りのある、大皿・中皿・鉢・小鉢と倒れにくい形状と握りやすい取っ手を持つ浅いスープカップと深いマグカップの6種類のセットが生まれました。

1988年 グッドデザイン賞受賞
1999年 ロングライフデザイン賞受賞
2010年 多摩ブルー・グリーン賞 ブルー賞優秀賞・特別賞受賞

1996年 東京都昭島市に移転

現在弊社のある東京都昭島市にこの年移転し有限会社に変更になりました。

2013年 新製品販売開始

レポシリーズ

『歩くことはできるけれど椅子にうまく座っていられない。座れる椅子を』という注文を受けて作ったことがきっかけで、レポが誕生しました。
骨盤を左右からしっかり支えると、体が安定して姿勢が崩れること無く座ることができます。
お客様の声を反映して次々とオプションを増やし、最初は小さい子のサイズのみでしたが大人のサイズまで増やしていきました。

さらに製品の精度をあげ、使い勝手をよくするために、今も進化を続けている製品です。

ノビットシステム

普通型車椅子でも楽な姿勢で座れるようにと考えたのがノビットシステム。 お尻がすっぽり座面に収まり、背中のカーブにあった背シートになるように、それぞれのクッションにヒミツが隠されています。

側臥位三兄弟

高齢者施設のスタッフの方が工房の勉強会に参加された際、こんな悩みを訴えられました。
「70㎏の片マヒのおじいちゃんが、マヒがあるため側臥位で寝るのだけれど、どうしても体が捻れて眠れずに、大声で眠れないぞ~と叫んでしまい困っている。どうにか側臥位の姿勢で眠れるクッションが作れないだろうか?」と。

さっそく工房の中にある材料のクッションを持ち出し、削ったり貼ったりして試作。 床に敷物を敷いて試したところ、「よさそう。今晩さっそく試します!!」と持ち帰りました。 すると、翌日はずんだ声で「寝れました、爆睡です!! バッチリです。」との電話。この日に製品化を決定しました。

2013年 キッズフェスタ初出展

でく工房のオリジナル製品”レポ”の誕生にともない、こどものための福祉用具の展示会”キッズフェスタ”には初めて出展しました。 
それまでは一人一人の方たちの為にオーダーメイドで福祉用具を作っていたため、展示会に出展できるような製品を持っていませんでしたが、製品化することによって40年近く培ってきたノウハウをつめこんだ椅子を全国のお子さんに使っていただけるようになりました。 この年以降、進化を続けるレポを毎年出展しています。

2014年 2つの展示会を主催

1974年にでく工房が誕生して40年のこの年、記念の展示会「工房40年のあゆみ展」を企画しました。
でく工房だけのあゆみを見ていただくのではなく、仲間たちを含む「工房の40年」を振り返り、また未来をどう切り開いてゆくかを考える展示を目指しました。
同時に一室を使い「こどものための福祉機器展」を開催したところ、とても好評で「来年も是非開催して欲しい」との声を受け、翌年以降、でく工房主催の展示会を多摩地区で開いています。

2019年 車椅子だけの展示会を主催

「こどものための福祉機器展」では、車椅子以外の製品も展示するため、ゆっくり車椅子を試すことができませんでした。
そこで、「車椅子だけに特化した展示会をやってみよう」ということになり企画しました。

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